ぷにぷにして触ると気持ちいい猫の肉球
ついつい触ってしまったり眺めると幸せな気持ちになりますよね
抱っこしたときに触ったりしていると顔に向かって手を伸ばしてきたりして
肉球吸いをしたりする人も多いんではないでしょうか?
今回はそんな猫の魅力的な肉球の役割を紹介していきます!
猫の肉球がぷにぷにな理由:構造
猫の肉球が柔らかい理由はその構造に関係があります
表面にある「角質層」と呼ばれる層が重なり合う構造をしているのと
その下の「真皮層」でコラーゲンなどの弾性繊維
さらにその下の皮下組織の脂肪などによって構成されています
またこの肉球には正式名称があり「蹠球(しょきゅう)」と言われています
肉球の場所によってそれぞれ名称もあるそうで
猫について意外と知らない事が多いかもしれませんね…
前足と後ろ足でも呼び名が別だそう↓
前 足 | 指球 | 指の根元にある肉球 掌球の近くに4つ、離れたところに1つと、合計5つある |
掌球 | 人間でいう手のひらの部分にある、大きな肉球 | |
手根球 | 掌球より少し離れた部分にある肉球 前足にしかない | |
後 足 | 趾球 | 指の根元にある肉球 前足と違い親指がないため、趾球は4つある |
足底球 | 人間でいう手のひらの部分にある、大きな肉球 |
肉球の役割
音を立てずに歩く
猫の肉球には消音効果があり、音を立てずに歩くことが可能です
これは野生で生きる猫には獲物にばれずに近づくために必要不可欠な能力ですね
衝撃を吸収する
猫の肉球は弾力性に優れており、高いところから落下したとしてもクッションの役割をはたします
これのおかげで走った時の衝撃なども和らげることが出来、身体にかかる負担を減らせます!
滑り止め
猫の肉球には「エクリン汗腺」と呼ばれる汗を出す幹線があります
ここから少量ですが汗を出すことが出来、そのおかげで適度に湿ることで滑り止めの役割を果たしています
ちなみに猫の汗腺はこの肉球にしかなく体温調節が苦手なのだとか
顔のお手入れ・マーキング
猫は毛づくろいをして体をきれいに保ちますが顔は舐めることができません
なので肉球を舐めてブラシの代わりにして毛づくろいをしています
またフェロモンも分泌されているのでマーキングの役割もあります
まとめ
猫の肉球には役割があり、その役割は
- 音を消して歩くため
- 衝撃を吸収する
- 滑り止めとして
- 顔のお手入れ
- マーキング
というふうになっており飼い主にぷにぷにされるためではないですね!
ただ家猫の子はぷにぷにな子が多いですが
野生で暮らす子は肉球が固くなってしまっている子が多いのだとか
もし飼い猫の肉球が固くなってしまっていたら肉球本来の役割をはたすことが出来ないので日頃からしっかり見てあげたいですね!
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